ヒペリカムの長期出荷のための新しい生産体系

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  • ヒペリカム ノ チョウキ シュッカ ノ タメ ノ アタラシイ セイサン タイケイ

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抄録

ヒペリカム品種‘エクセレントフレアー’を用いて、加温促成栽培における電照・加温方法および雨よけ栽培における電照方法ならびに遮光と切戻しの効果について検討した。その結果、ヒペリカムの開花促進には電照(長日)が有効であり、収穫時期や切枝品質などを考慮した場合、夜間最低7.5℃で暗期中断4hr(22:00-2:00)処理が有効であることが明らかとなった。また、雨よけ栽培において二度切り栽培を行う場合には、1番花収穫後、8月上旬から電照することによって9月下旬に2番花を収穫でき、さらに、1番花収穫後、発生した新梢を8月上旬に切戻し、電照することによって、11月中旬に収穫できることを明らかにした。これらにより、加温促成と無加温促成およびその二度切り栽培の組み合わせによる3月から7月、9月から11月の長期出荷が可能な新しい生産体系を確立した。

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