スプレーカーネーション「カーネ愛知2号」の育成と栽培特性

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  • スプレーカーネーション カーネ アイチ 2ゴウ ノ イクセイ ト サイバイ トクセイ

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抄録

スプレーカーネーションの新品種「カーネ愛知2号」は、愛知県農業総合試験場で育成したアースカラーの花色を有する「エアーズロック」を母本、鮮薄ピンク色の花色を有する「99sp367-11」を父本として2001年に交配し、2005年に育成を完了した。本品種の花形は中輪の八重で、花色は普及性の高い鮮紫ピンク(JHSカラーチャートNo.9703)の地色にピンク白(JHSカラーチャートNo.9701)の覆輪が入り、また茎の伸長性に優れ、スプレーフォーメーションもよく整う。開花の早晩は中晩生で、年間の収量はやや少ない。本県の暖地で栽培した場合、切り花は10月以前では花色が薄いために出荷に適さないので、11月以降に収穫する作型とする必要がある。本品種は、6月上旬に定植を行い、仕立て本数を3本に調整し、その2ないし3本を再度摘心することで増収につながる。また、90cm幅のベッドでは、6条植えより8条植えで収量が多く、切り花品質も確保される。

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