朝食の摂取習慣と摂食の有無が男子大学生の体温,血糖値と自覚症状に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of the breakfast habit and intake on body temperature, blood glucose and subjective symptoms in university students.
  • チョウショク ノ セッシュ シュウカン ト セッショク ノ ウム ガ ダンシ ダイガクセイ ノ タイオン ケットウチ ト ジカク ショウジョウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

本研究では朝食摂取習慣に着目し,朝食摂取習慣を持つ者と持たない者がそれぞれ朝食を摂取した場合または摂取しなかった場合に,生体にどのような反応の違いがみられるのかを,男子大学生24名を対象に,体温,血糖値と自覚的症状の調査・測定を通して検討した。その結果,①朝食を摂食しないと昼食までの午前中の時間帯に体温と血糖値が上昇しないこと,②朝食を摂取することで自覚症状の訴え率が低くなること,③朝食摂取習慣がない者は朝食 前の体温が低く朝食を食べないと低体温が午前中続くこと,④朝食摂取習慣がない者は朝食を摂取した場合でも午前中のエネルギー供給を脂質代謝に依存する傾向が強いこと,が示された。以上のことから,朝食を摂取することに加え,朝食を摂取するような生活習慣を確立することの重要性が示唆された。

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