オウトウ新品種‘紅ゆたか’

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  • オウトウ シンヒンシュ ベニユタカ

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抄録

山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場において、早生で結実・食味の良好な‘紅ゆたか’を育成した。‘紅ゆたか’は‘ビック’×C-21-7(‘ビング’ב黄玉’)の交雑実生から選抜したもので、主要品種である‘佐藤錦’より5〜7日早く収穫可能である。また、‘紅ゆたか’は結実良好であると共に、S遺伝子型がS(1)S(6)であり、S(1)S(6)の‘高砂’、‘紅さやか’、‘紅てまり’等とは不和合であるが、S(3)S(6)の‘佐藤錦’と交雑和合であり、開花期も1〜3日早いため、受粉樹としての利用が可能である。2008年(平成20年)2月に農林認定申請し、同年4月に‘オウトウ農林3号’として農林認定された。種苗法に基づく種苗登録申請は、同年3月に行い、2009年(平成21年)2月に種苗登録された。登録番号は第17417号である。

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