農村版コミュニティ・ビジネスの展開に関する実証的分析--和歌山県上秋津地区の実態調査から  [in Japanese] An empirical analysis about the development of community business in rural area: a case study on Kami-Akizu, Wakayama prefecture  [in Japanese]

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Abstract

近年、農村の復興におけるコミュニティ・ビジネスの役割が注目されている。そこで、コミュニティ・ビジネスの展開を支える要因を明らかにするため、和歌山県田辺市の上秋津地区を対象とし、同地区でコミュニティ・ビジネスとして事業展開する「農産物産売所きてら」を事例とした実証的分析を行った。その結果、事例地区におけるコミュニティ・ビジネスが、単なる一事業ではなく、地域全体の活動として展開できたこと、また、地域住民が参加しやすい環境の中で活動できたこと、この2点がコミュニティ・ビジネスの展開を支えていることが明らかになった。地域住民が、事例農産物産売所を、むらづくりの一環として捉え、「自分たちのもの」として認識したことにより、地域住民による積極的な参加を可能にしていた。そして、そのような地域住民による共通の認識をもたらしたのが、地域経営主体であることが明らかになった。地域経営主体が、各組織や地域住民からの意見を集約し、それを地域の総意としてまとめ上げ、地域住民に浸透させるという機能を果たしてきたことで、コミュニティ・ビジネスの展開を支えてきたのである。また、本研究を通じて、従来のコミュニティ・ビジネスではみられなかった、外部に積極的に働きかける新たな展開がみられた。これが可能になった要因としても、地域経営主体が果たす役割が大きいことから、コミュニティ・ビジネスの展開のために地域経営体が果たす機能が、一つの重要な鍵になることが明らかになった。

Journal

  • Bulletin of School of Agriculture, Meiji University

    Bulletin of School of Agriculture, Meiji University 59(3), 53-60, 2010-02

    明治大学農学部

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    40017052491
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00239079
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    04656083
  • NDL Article ID
    10634063
  • NDL Source Classification
    ZR7(科学技術--農林水産--農産)
  • NDL Call No.
    Z18-305
  • Data Source
    NDL  JASI 
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