ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第5回 南アジア-インドの牧畜民の事例

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これから3回にわたってインドの乳加工技術と乳製品とを紹介する。  インドはウシとスイギュウを合わせた生乳の生産量が2008年では10,500万トンと,世界第一の生産量を誇る(FAOSTAT,2010)。インドは,ウシ(4,410万トン)よりもスイギュウ(6,090万トン)の生乳生産の方が多い珍しい国である。インドで生乳の生産・集荷量が飛躍的に増加しえたのは,イギリスのインド支配の影響とホワイト・リボルーション(白い革命)とも呼ばれる酪農協同組合の組織化・発達によっている。紙面上の都合で説明は省略するが,詳しくはKatar and Virendra(1998),平田(2005)の論文を参照されたい。世界の中で最も生乳の生産量が多いことを鑑みると,ユーラシア大陸の乳加工技術や乳製品利用を考察するにあたって,インド乳文化の研究は不可欠であることが理解される。

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