西部北太平洋亜寒帯海域における酸性海霧の発生要因

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タイトル別名
  • Factors of sea fog acidification over the western subarctic North Pacific region
  • セイブ キタタイヘイヨウ アカンタイ カイイキ ニ オケル サンセイカイム ノ ハッセイ ヨウイン

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抄録

西部北太平洋亜寒帯域は霧の多発する海域である. 海霧のpHは2.8-5.5と酸性を示し, 粒径分布は陸上の霧の一山型とは異なり, 霧粒の直径は7.0μmと27.5μmにピークを持つ二山型であった. エアロゾルと海霧のイオン成分の比較から, 硝酸イオンを含む粗大粒子が, 霧によって選択的に除去される事を明らかにした. これは大気経由の人為起源窒素化合物が海霧により海洋へ供給され, 海洋生態系へ影響を与えていることを示唆する.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 68 49-52, 2010-03-31

    北海道大学低温科学研究所

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