授業実践過程における教師の感I情と児童への応答との関連

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タイトル別名
  • ジュギョウ ジッセン カテイ ニ オケル キョウシ ノ カンジョウ ト ジドウ エノ オウトウ トノ カンレン
  • The relationship between teachers' emotions and discourse strategy use.
  • 授業実践過程における教師の感情と児童への応答との関連

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抄録

本研究の主な目的は,児童の発言を聞いた際に教師に生じる感情と,授業中に教師が行う児童の発言への 応答の仕方,および,事前の授業計画のあり方との関連性について検討を行うことであった。小学校の教員 17名を対象に質問紙調査を行った結果,以下の点が示唆された。(1)主として覚醒水準が高い感情と教師の応 答の頻度との間に正の相関が見られた。この結果より,覚醒水準の高まりは,特定の児童の発言に焦点化し た思考を促すことで,様々な教師の応答の前提となっている可能性が示唆された。(2)児童の発言に対して教 師が積極的に介入するような応答と快感情の間に正の相関が見られ,教師が児童の発言を整理するような応 答と不快感‘清の間に正の相関が見られた。(3)事前の授業計画における児童の思考の水準の予測と,敵意とい う感情の間に負の相関関係が見られたが,その他の項目間に関連性は認められなかった。

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