中学生の仲間集団の排他性に関する研究

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Other Title
  • The Study of Peer Group Exclusivity in Junior High School Students
  • チュウガクセイ ノ ナカマ シュウダン ノ ハイタセイ ニ カンスル ケンキュウ

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Abstract

本研究は、中学生の仲間集団にみられる排他性を、排他性欲求と排他性規範という2 つの要因からとらえ、学級適応感、自身の所属する仲間集団への適応感(自集団適応感)だけでなく、集団内地位やいじめに関する認知に及ぼす影響を検討することを目的とした。方法としては、架空のシナリオを用いた実験を行った。排他性規範(高・低)×排他性欲求(高・低)からなるシナリオを読ませて、登場人物の立場に立って、学級適応感や自集団適応感を評価してもらった。また、客観的な立場に立って、集団内地位やいじめに関する質問に回答してもらった。その結果、排他性規範の高い集団は、低い集団よりも学級適応感が低いと評価され、集団内に地位の差が生じ、いじめが起こりやすいと評価されていた。

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