内肛門括約筋切除患者の排便障害の改善とQOLの向上をめざした看護介入の検討

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  • ナイコウモン カツヤクキン セツジョ カンジャ ノ ハイベン ショウガイ ノ カイゼン ト QOL ノ コウジョウ オ メザシタ カンゴ カイニュウ ノ ケントウ

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Abstract

<p> 本研究は、直腸がんに対する内肛門括約筋切除術後(以下ISR)の排便障害を改善し、QOLを向上させるために有効な看護介入を検討することを目的とした。対象者はISR施行後外来通院中で、研究の趣旨に同意し、面接を継続実施できた6名(A ~ F氏)であった。看護介入は、[排便習慣][食生活][排便マッサージ][骨盤底筋運動]を行い、介入時に排便障害を評価し、介入前後にSEIQoL-DW、SGEを実施した。</p><p> 結果、SEIQoL-DWは6名中5名が上昇した。排便障害が著明に改善した事例はE氏であり、C氏、D氏も排便回数が1日2~3回となった。変化がなかった事例は術後1年未満のA氏、B氏、F氏であった。本研究で行った排便障害に対する看護介入は、術後経過期間により差がみられるが効果が期待できると考えられた。介入時は骨盤底筋運動を継続して実施できるような支援と心理的タイプを検討したかかわり、医師との協働が重要である。</p>

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