メガネモチノウオ仔魚の飼育条件と微小餌料生物プロアレスProales similisの餌料価値の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Rearing Conditions for Humphead Wrasse Cheilinus undulatus Larvae, and Introduction of the Minute Rotifer Proales similis as an Initial Live Food
  • メガネモチノウオシギョ ノ シイク ジョウケン ト ビショウ ジリョウ セイブツ プロアレス Proales similis ノ ジリョウ カチ ノ ケントウ

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抄録

メガネモチノウオの仔魚飼育における飼育水への油添加効果,通気量ならびに初期餌料としてSS型ワムシタイ株とスナワムシ科のプロアレスの餌料価値を比較した。仔魚の生残率は,飼育水への油添加,20ml/分の通気量で有意に高く,摂餌開始時は主にプロアレスを摂餌した。本研究で実施した飼育条件の検討以前には,仔魚は最長5日齢までしか生残できなかったが,上記の飼育条件で,仔魚にプロアレスを6日齢まで給餌したところ,8日齢まで成長や発育が認められ,最長9日齢まで生残した。このことから本種仔魚の初期餌料としてプロアレスは餌料価値があり,併せて初期の飼育手法を改善することで,本種仔魚の飼育の可能性が示された。

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