関節リウマチ・変形性関節症の軟骨変性における遺伝子発現の制御  [in Japanese] Gene Regulation with Cartilage Degeneration in Rheumatoid arthritis and Osteoarthritis  [in Japanese]

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Abstract

関節軟骨は細胞周囲に特徴的な基質が豊富に存在しており,その粘弾性・保水性によって平滑で弾力に富んだ組織を形成している.健常軟骨では,その基質の分解と産生は緻密にコントロールされており,恒常性が保たれている.関節リウマチの真の病因は未だに明らかではないが,免疫反応の異常により,種々のサイトカインネットワークの不均衡が生じ,炎症性サイトカインの過剰な産生が滑膜炎を惹起することによって,炎症性の骨・関節破壊を生ずると考えられている.一方,変形性関節症は,過剰なメカニカルストレス,外傷による直接的な損傷や関節面の変形などにより,関節軟骨の恒常性が保てなくなり,変性・構造破壊が生じてくる疾患である.変形性関節症では外的要因以外に,加齢による変化や遺伝的素因という内的要因も関与している.根本的な病因は全く異なる疾患であり,関節の変形の程度やパターンも異なるが,細胞レベルでの動態では類似点も認められる.

Journal

  • 福岡医学雑誌

    福岡医学雑誌 103(9), 175-181, 2012-09-25

    福岡医学会

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    40019478942
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00215478
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    0016-254X
  • NDL Article ID
    024070069
  • NDL Call No.
    Z19-86
  • Data Source
    NDL  IR 
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