能登ヒバの乾燥温度による耐久性の変化

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  • ノト ヒバ ノ カンソウ オンド ニ ヨル タイキュウセイ ノ ヘンカ

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抄録

石川県能登地方の主要な造林樹種である能登ヒバ材の耐久性を生かす乾燥温度決定のための基礎資料とするため、蒸気加熱式乾燥装置による乾燥試験を実施し、乾燥温度の異なる乾燥材について耐久性試験(耐蟻性及び耐朽性)を実施した。その結果、耐蟻性については、乾燥温度が高いほど質量減少率は高くなり、85-95℃及び120℃乾燥材は、それより低温で乾燥したものと比べて有意差が認められたが、いずれの乾燥温度においても質量減少率は3%未満と高い耐蟻性を維持していた。一方、耐朽性については、オオウズラタケにおいては、乾燥温度が高いほど質量減少率が高くなる傾向が認められたが有意差は認められなかった。また、カワラタケについても乾燥温度の影響は明確に現れなかった。

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