新任期保健師の個別支援能力向上を目的とした研修の評価 ―家族看護に焦点をあてて―

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  • シン ニンキ ホケンシ ノ コベツ シエン ノウリョク コウジョウ オ モクテキ ト シタ ケンシュウ ノ ヒョウカ : カゾク カンゴ ニ ショウテン オ アテテ

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抄録

研究者らが2007年度より取り組んできた新任期保健師の個人・家族支援の基本的な技術を学ぶ 「新任地域保健従事者研修」 の研修効果について評価した.本研究では,新任期保健師の家庭訪問における家族を含めた対象のアセスメント内容を分析し,研修によって家族を含めたアセスメント能力が変化しているかを明らかにすることを目的とした.研修資料である 「家庭訪問アセスメントシート」 を分析した結果, 「新任地域保健従事者研修」 前の新任期保健師の家庭訪問時の対象アセスメントには9項目のカテゴリが抽出され,研修を受けての家庭訪問時の対象アセスメントには7項目のカテゴリが抽出された.研修後は,家族の発達課題や同居していない家族に対する情報やアセスメントが追加され,具体的に生活が継続できるための詳細な情報収集をしていた.そして家族を含めて対象を多面的に見ることができていると考えられた.

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