数学的活動を通したコミュニケーション能力の育成に関する一考察

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タイトル別名
  • スウガクテキ カツドウ オ トオシタ コミュニケーション ノウリョク ノ イクセイ ニ カンスル イチ コウサツ
  • Research on the Development of Ability for Cummunication Through Mathematics Activity in Junior High School

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抄録

本稿は、今日の中学生の「学力の底上げ」と「応用力の育成」という2つの課題を克服するための実践的事例を提案したものである。この実践では、日常生活にある具体的な問題に関する教師の問いが、生徒の内なる問い、記述、対話、振り返りを通して新たな問いとなる探究の文脈の変容による数学的活動の展開になっている。この数学的活動への教師の関わりとして、班による意見交換、1枚レポート(記述)、発表会(対話)や振り返りシートなどの記録(振り返り)が工夫された。結果として、生徒のメタ認知的モニターが変容して、探究の文脈の変容を促す中で、生徒間の超越連鎖へのコミュニケーション力の変化の確認と生徒の自分なりの関数等の基礎的な学びの実質化と知識の活用による今日的課題克服の事例提案となっている。

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