アポミクシス性特異的遺伝子の機能解析 : HSP::ASG-1::GFP遺伝子組換えシロイヌナズナの作出とその遺伝子発現
書誌事項
- タイトル別名
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- The functional analysis of apomixis specific genes : Plant regeneration and its gene expression of HSP::ASG-1::GFP transgenic Arabidopsis
- アポミクシスセイ トクイテキ イデンシ ノ キノウ カイセキ : HSP::ASG-1::GFP イデンシ クミカエ シロイヌナズナ ノ サクシュツ ト ソノ イデンシ ハツゲン
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抄録
植物のアポミクシス(apomixis)は無配偶生殖とよばれ,卵細胞が受精せず種子を形成する。このユニークな形質はF1の固定や育種年限の短縮など様々な面で期待されている。本研究ではアポミクシス性特異的遺伝子(ASG-1)の機能を解析するため,シロイヌナズナヒストンH2BとsGFP融合たんぱく質発現ユニットにASG-1を再構築し,シロイヌナズナにfloral dip法で遺伝子導入を行った。ASG-1遺伝子をもとに設計された特異的プライマーとhygromycin B耐性遺伝子をもとに設計されたプライマーでASG-1遺伝子導入について得られた組換え体の確認を行った結果,いずれかの組み合わせで必ず特異的なバンドが認められ,ASG-1遺伝子導入が確認できた。T2~T3植物およびコントロールとして用いた非組換え体のシロイヌナズナを37℃,3時間ヒートショック処理し,GFP発現の観察を行った結果,根は2時間でGFP発現が認められた。開花当日のおしべ,めしべ,胚珠,花粉の各部分でも同様GFP発現の観察を行った。小花の部分は自家蛍光が強いためにロングパスフィルターを併用してGFP発現部分の確認を行った。GFP発現はいずれの部分でも認められた。特に花粉に強くGFPの発現が認められた。以上の結果から,GFP発現を伴うASG-1遺伝子組み換えシロイヌナズナを作出できたことが認められた。今後,アポミクシス性特異的遺伝子ASG-1遺伝子の機能解析を進めるために,本研究で得られた組換え植物体を用いて各部位の形態的な調査,特に子房内で変化を,細胞学的に観察し,アポミクシス性特異的遺伝子であるASG-1の機能解析を行いたい。
収録刊行物
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- 南九州大学研究報告. A, 自然科学編
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南九州大学研究報告. A, 自然科学編 (44), 35-41, 2014-04
高鍋町 (宮崎県) : 南九州大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763681463296
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- NII論文ID
- 40020099376
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- NII書誌ID
- AA11836271
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- ISSN
- 1348639X
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- NDL書誌ID
- 025534116
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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