久留米藩今村の潜伏キリシタンの発覚と信仰生活

• 安高, 啓明

書誌事項

タイトル別名

• クルメハン イマムラ ノ センプク キリシタン ノ ハッカク ト シンコウ セイカツ
• The discovery and spiritual life of underground christian in the Kurume domain

抄録

慶長17（1612）年以来、江戸幕府は一連の禁教政策を出し、絵踏による信者の捜索や、宗門改めなどを厳しく行っていた。しかし、キリスト教が根絶することはなく、東北・北陸から西九州に至るまで、秘密裏に信仰を守ってきた人々がおり、特に九州には 潜伏キリシタンとも呼ばれる人々がいた。その一つの地域である久留米藩三原郡の今村は、福岡の潜伏キリシタンがいた地域として知られる。彼らは幕府の厳しいキリシタン禁制の下で、密かに200年以上の信仰を守っていた。ところが、幕末にキリシタン活 動が露見したことによって、久留米藩から取り調べを受けることになる。本論文は、今村の潜伏キリシタンが見つかった経緯と彼らの信仰、そして生活形態を『邪宗門一件口書帳』から寸見していく。

収録刊行物

• 西南学院大学博物館研究紀要

  西南学院大学博物館研究紀要 2 15-24, 2014-03

  西南学院大学博物館

詳細情報

• CRID: 1050853179565764224
• NII論文ID: 120007171076
• NII書誌ID: AA1261359X
• NDL書誌ID: 025883773
• ISSN: 21876266
• Web Site: http://repository.seinan-gu.ac.jp/handle/123456789/2139
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025883773
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles