書誌事項
- タイトル別名
-
- The Impact of Age on De-ideologization of Japanese Voters
- ホカク イデオロギー ノ エイキョウリョク テイカ ト ネンレイ
この論文をさがす
抄録
若年層の政党の保革イデオロギーへの位置づけは高齢層と異なるという知見を踏まえ,(ア)イデオロギーの自己位置づけ(イ)争点態度の一貫性,(ウ)支持政党・投票政党とイデオロギーとの相関の年齢による違いを,JIGS有権者調査(2013年),JESⅣ調査(2010年)とJES調査(1983年)を用いて比較分析した。その結果,①同一コーホートが保守化してはいないが,若年層は,保革イデオロギーを認識しておらず,認識していた場合には自己を革新的と位置づけ,②若年層にも,争点の態度空間に一貫した基底的構造はあるが,その力は弱く,また保革イデオロギー次元でない場合もあり,③40歳代以下に,支持政党・投票政党と保革イデオロギーとの相関がない場合があった。このようにイデオロギーの自己位置づけと争点態度と投票政党との間の一貫性の喪失が,若年層ほど進んでいることを示した。
収録刊行物
-
- 選挙研究
-
選挙研究 30 (2), 5-18, 2014
日本選挙学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680279321472
-
- NII論文ID
- 130006334323
- 40020345049
-
- NII書誌ID
- AN10035687
-
- ISSN
- 18840353
- 09123512
-
- NDL書誌ID
- 026071023
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可