部分意匠に係る意匠権の侵害について

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on Design Infringement in Partial Designs
  • ブブン イショウ ニ カカル イショウケン ノ シンガイ ニ ツイテ

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抄録

特集《意匠》

部分意匠に係る意匠権の登録例が増加するにつれ,その侵害事件も相当数登場しつつある。しかし一方で,部分意匠に係る意匠権の侵害については,その法的根拠や侵害の判断方法について,必ずしも十分な議論の蓄積があるわけではない。そのため本稿では,まず部分意匠に係る意匠権の侵害の考え方について,23条に基づいて侵害の有無を判断する通常の意匠権同様の考え方と,26条を念頭に置いた利用関係に基づく考え方を両極に置いた上で,更に比較対象の調整を認める近時の考え方も参考にして,現在の裁判実務を説明し得る取扱いを検討する。その上で,部分意匠に係る意匠権侵害において,裁判実務において問題視されるポイントについて,上記3つの考え方を念頭に,整理・検討を試みる。

収録刊行物

  • パテント

    パテント 68 (9), 63-70, 2015-09

    日本弁理士会

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