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- 富永 真樹
- 慶應義塾大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- The Book as a World: Seeing Izumi Kyoka's <i>Nihonbashi</i> through the Book Design of Komura Settai
- 書物という世界 : 小村雪岱の装幀から泉鏡花『日本橋』を見る
- ショモツ ト イウ セカイ : ショウソン セツタイ ノ ソウテイ カラ イズミ キョウカ 『 ニホンバシ 』 オ ミル
- ――小村雪岱の装幀から泉鏡花『日本橋』を見る――
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抄録
<p>泉鏡花『日本橋』は書き下ろしのかたちで大正三年九月に刊行されたが、その装幀を担当したのは日本画家・小村雪岱である。本論の目的は小説、装幀の分析を通し『日本橋』の書物としての意義を考えることにある。鏡花による小説「日本橋」は女たちが重なり合うことによって展開する作品であるが、そこには女たちの「情」への意志があった。雪岱による見返し、表紙・裏表紙は一見すると自律したものとして成立している。しかし小説と照らしあわせてゆくことで、雪岱が特定の場面を描くことを避け、物語が持つ論理そのものの風景を描いていることがわかる。書物史に名を残す鏡花・雪岱の『日本橋』は、作品の論理及び時空を、見事に書物というモノとして体現してみせたのである。</p>
収録刊行物
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- 日本近代文学
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日本近代文学 95 (0), 1-16, 2016
日本近代文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680743816448
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- NII論文ID
- 130006203232
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- NII書誌ID
- AN00353904
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- ISSN
- 24241482
- 05493749
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- NDL書誌ID
- 027733894
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可