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- 野田 直恵
- 龍谷大学文学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Okamoto Kanako's <i>Hana wa tsuyoshi</i> (“A Floral Pageant”): What is Generated in Space
- 岡本かの子「花は勁し」論 : 空間に生起するもの
- オカモト カノコ 「 ハナ ワ ケイシ 」 ロン : クウカン ニ セイキ スル モノ
- ――空間に生起するもの――
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抄録
<p>明治時代、西洋の象徴主義は仏教を介して日本人に受容された。岡本かの子はこうした時代に、「生命は体験を通して、象徴的手法で、具体化出来る」という創作指針を見出した。だから、この作品に示された「椽先」は世界の縮図となっている。椽先には花などが置かれ、それらを強い光が照らし出す。そして、この「シーン」が幻想詩派たちを喜ばせると主人公は語る。このシーンが「法華経」に拠ったものだからである。豊かな比喩によって生命の実態を説くのが「法華経」である。この作品を読む幻想詩派たちはこのシーンに象徴される普遍的な生のあり方をやがて見出す。かの子は幻想詩派の視点で仏教的比喩を用い、生命の姿を示したのである。</p>
収録刊行物
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- 日本近代文学
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日本近代文学 95 (0), 33-48, 2016
日本近代文学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680743802368
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- NII論文ID
- 130006203226
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- NII書誌ID
- AN00353904
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- ISSN
- 24241482
- 05493749
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- NDL書誌ID
- 027734086
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可