乾湿繰り返しによる底泥の物理化学特性の変化

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  • Change of Physical and Chemical Properties of Dredged Sludge with Repeat of Drying and Wetting
  • カンシツ クリカエシ ニ ヨル ソコ デイ ノ ブツリ カガク トクセイ ノ ヘンカ

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抄録

本報告は,ため池や湖沼の浚渫泥土を地盤材料として,あるいは農業資材として有効利用することを念頭においた処理方法を確立することを最終目的とし,処理した後に変化する基本的物性を明らかにしようとするものである.とくに,乾燥による物理化学特性の変化に着目している.著者らの研究を含めて既存の研究から泥土が乾燥によってその物性を変化させることはわかっているが,ここでは,乾湿繰り返しや乾燥温度の違いが物理化学特性に及ぼす影響について詳細に検討した.検討の結果,乾湿繰り返しによって液性限界が激減するが,1回目の乾湿過程の影響が圧倒的に大きいことがわかった.透水性は乾燥温度が高いほどより顕著に透水性を増加させる結果となった.また,乾燥温度の増加に伴って,溶解イオンが増加する傾向が明らかとなった.

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