新入留学生への支援に関する実践研究

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タイトル別名
  • A Practical Study on the Services for New International Students
  • シンニュウ リュウガクセイ エ ノ シエン ニ カンスル ジッセン ケンキュウ

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抄録

岡山大学において全学的な立場で新入留学生に対する受入支援を実施してきたのは、グローバル・パートナーズ(旧国際センター、留学生センター)の受入担当教員及び事務職員である。本稿では、主として、受入担当教員=留学生相談指導担当教員がこれまでに実施してきた、新入留学生に対する来日後の受入支援の実態を明らかにした上で、2014 年度における新たな支援策の試みを検証し、それらの成果と課題について分析する。水野(2005)が指摘しているように、全ての留学生に対する「一次的援助サービス」及び一部の留学生に対する「二次的援助サービス」は、新入留学生が直面しがちな諸問題の発生を予防し、回避するのに有効である。本稿では、2014 年度に受入担当教員が交代したのを好機と捉え、「一次的援助サービス」の典型である「生活オリエンテーション」の実施方法改善の試みを検証し、「二次的援助サービス」の充実を目的として打ち出した新機軸と従来型の支援内容を整理分析し、新入留学生に対する支援のあり方を提言する。

収録刊行物

  • 大学教育研究紀要

    大学教育研究紀要 11 183-198, 2015-12-30

    岡山大学グローバル・パートナーズ, 岡山大学教育開発センター, 岡山大学言語教育センター, 岡山大学キャリア開発センター

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