ネットいじめの啓発効果に関する実証的研究

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タイトル別名
  • ネット イジメ ノ ケイハツ コウカ ニ カンスル ジッショウテキ ケンキュウ
  • An Empirical Study of enlightenment effects in cyber bullying

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抄録

昨今の子どもたちを取り巻く課題のひとつとして,ケータイを中心としたネットワーク世界への容易なアクセスによる「ネットいじめ」が横行している。いじめのひとつとしてネットいじめが認知されてきており,子どもたちの生活世界に影を投げかけていることは周知の事実である。本論文では,同一中学校で3 年間継続的にネットいじめに関する啓発を実施した後のアンケート結果から,啓発活動にどのような効果がみられるのか,その傾向を明らかにすることを目的としている。結果として,ネットいじめの啓発はケータイの所有や利用ではなく,ネットいじめにあったことを「声に出す」効果がみられることを明らかにした。とりわけ,啓発をきっかけに友人関係を見直し,親子関係を取り結ぼうとする生徒が多くなる傾向を見出すことができた。

ネットいじめ

啓発活動

人間関係

identifier:SK002400008681

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