Structures and functions of cellobiose 2-epimerase and beta-mannoside phosphorylases involved in beta-mannan degradation

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  • β-マンナン分解に寄与するセロビオース2-エピメラーゼとβ-マンノシドホスホリラーゼの構造と機能
  • v-マンナン ブンカイ ニ キヨ スル セロビオース 2-エピメラーゼ ト v-マンノシドホスホリラーゼ ノ コウゾウ ト キノウ

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Abstract

β-マンナンは主としてマンノシル基がβ-(1→4)-結合した主鎖を持つ多糖であり,植物細胞壁のヘミセルロースの構成多糖や貯蔵多糖として存在する。Ruminococcus albusやBacteroides fragilisなどの細菌は,β-マンナン分解物のβ-(1→4)-マンノビオース(Manβ1-4Man)をセロビオース2-エピメラーゼ(CE)によりエピメリ化し,生じたManβ1-4Glcを4-O-β-D-マンノシル-D-グルコースホスホリラーゼ(MGP)により加リン酸分解することで代謝する(CE-MGP経路)。R. albusは,長鎖のβ-(1→4)-マンノオリゴ糖を好むβ-1,4-マンノオリゴ糖ホスホリラーゼ(MOP)も有する。CEはN-アセチルグルコサミン2-エピメラーゼやアルドースケトースイソメラーゼなどの単糖異性化酵素と構造的類似性を持ち,MGPやMOPは主としてマンノシドホスホリラーゼからなる糖質加水分解酵素ファミリー130に分類される。本稿では,これら酵素の機能と構造について概説する。

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