2016年度の野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルス感染の発生状況

• 米田, 久美子

書誌事項

タイトル別名

• Highly pathogenic avian influenza virus infection in wild birds of Japan during 2016-17 winter season
• 2016ネンド ノ ヤチョウ ニ オケル コウビョウゲンセイドリ インフルエンザウイルス カンセン ノ ハッセイ ジョウキョウ

抄録

2016年度の野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染は全国で218件確認され，検査数に対する感染確認率は8.6%であった。過去に最大であった2010年度の64件，1.1%と比較すると大幅な増加であり，野鳥での感染の広がりは，野鳥への影響および家禽への感染リスク増加の観点から懸念される。また2016年度の発生では給餌下のハクチョウ類の継続的集団発生が複数例確認された。2010年度の感染確認種との比較から，原因ウイルスの野鳥に対する感染性および病原性の変化が推測された。また，2010年度，2014年度，2016年度の感染確認地点から，野鳥によるウイルスの国内での移動経路を考察した。

収録刊行物

• 鶏病研究会報

  鶏病研究会報 53 7-15, 2017-09

  つくば : 鶏病研究会

キーワード

• 高病原性鳥インフルエンザウイルス
• 野鳥
• H5N6
• 2016年
• highly pathogenic avian influenza virus
• wild birds
• fiscal year 2016

詳細情報

• CRID: 1050282813745223680
• NII論文ID: 40021364964
• NII書誌ID: AN0007252X
• ISSN: 0285709X
• NDL書誌ID: 028618277
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010920031
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I028618277
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: journal article
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles