ごみ処理施設での環境学習,その持続可能な運営を求めて

書誌事項

タイトル別名
  • Environmental Education at Waste Treatment Facilities
  • ゴミ ショリ シセツ デ ノ カンキョウ ガクシュウ,ソノ ジゾク カノウ ナ ウンエイ オ モトメテ
  • —Current Situation and Sustainability—

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抄録

日本の一般廃棄物処理においては,市民の 3R 行動が重要な要素となっている。3R 行動を促す基礎にはごみ処理施設の環境学習施設の存在がある。ごみ処理施設は,これまで 40 年近くにわたり小学生の見学を受け入れ,しかも既に全国に均等に施設が設置されている。この貴重な資産をより活用し,持続可能なものにするための要点について考察した。まず,ごみ処理施設による環境教育活動の現状と運営主体,さらに,指定管理者制度等,新たな運営方式の導入状況,そして,今後の運営に関する課題について整理した。さらに同様の社会教育施設である図書館・博物館・公民館の事例から課題とその解決策を類推した。ごみ処理施設の環境学習施設の持続可能な運営には,①ミッションの再確認,②施設間の連携と協力,③評価指標の開発,④従事する人材の育成とキャリア支援,以上の 4 つの点が重要であると指摘した。

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参考文献 (1)*注記

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