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- 余田 翔平
- 国立社会保障・人口問題研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Employment and Psychological Distress among Married Women: Evidence from Panel Data
- ユウハイグウ ジョセイ ノ シュウギョウ ト ディストレス : NFRJ08-Panel ニ ヨル ケントウ
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抄録
<p>本稿の目的は,パネルデータを用いて,有配偶女性の就業とメンタルヘルスとの関係をめぐる2つの相反する仮説を検証することである.第1の仮説は役割過重仮説と呼ばれ,多重役割がメンタルヘルスの悪化をもたらすと予想する.第2の仮説は役割展開仮説と呼ばれ,職業役割の獲得は社会的アイデンティティにつながるためメンタルヘルスにも良好な影響を持つと予想する.クロスセクションデータを用いた先行研究によると,日本ではこれらのいずれの仮説も支持されていない.「全国家族調査パネルスタディ(NFRJ08-Panel)」を用いた分析の結果,時間不変の個人特性を統制すると,有職時は無職時よりもメンタルヘルスが良好なことが確認された.この結果は役割展開仮説と整合的であり,有配偶女性が職業役割から心理的メリットを得ている可能性を示唆するものである.ただし,本稿には方法論上残された課題やデータの制約も多く,それらについて最後に整理する.</p>
収録刊行物
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- 家族社会学研究
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家族社会学研究 30 (1), 98-106, 2018-04-30
日本家族社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288133956352
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- NII論文ID
- 130007640149
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- NII書誌ID
- AN10092691
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- ISSN
- 18839290
- 0916328X
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- NDL書誌ID
- 029151833
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可