マイクロニードルを用いた皮膚疾患治療

  • 廣部 祥子
    大阪大学大学院薬学研究科先進医薬学分野 大阪大学大学院薬学研究科附属実践薬学教育研究センター臨床薬理学プロジェクト
  • 岡田 直貴
    大阪大学大学院薬学研究科附属創薬センターワクチン・免疫制御学プロジェクト 大阪大学大学院薬学研究科ワクチン・免疫制御学(BIKEN)共同研究講座

書誌事項

タイトル別名
  • Treatment of skin diseases applying the microneedle technology
  • マイクロニードル オ モチイタ ヒフ シッカン チリョウ

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抄録

<p>脂漏性角化症は、一般的に“年寄りイボ”や“シミ”と呼ばれ、致死的な病気ではないが、見た目が悪く、患者の精神的なQOL低下につながっている。治療は外科的療法が行われているが、頻繁な通院や高額な治療費を要するなど患者への負担が大きいことから、患者自身が自宅で行える簡便な薬物療法の開発が望まれている。しかしながら、脂漏性角化症では角質層が肥厚するため薬物が皮膚内へと十分に浸透することができず、満足な治療効果を得ることが難しい。本稿では、筆者らが開発を進めている微小な針により直接皮膚内へ薬物を送達するマイクロニードルを用いた脂漏性角化症に対する新規薬物療法の開発について紹介する。</p>

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参考文献 (35)*注記

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