自治体経営の課題 : 地域自治の可能性

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  • ジチタイ ケイエイ ノ カダイ : チイキ ジチ ノ カノウセイ
  • Issues of Local Government Management : The Possibility of Regional Autonomy

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本稿では,持続可能な自治体経営のあり方を模索すべく,自治体(とりわけ基礎的な自治体としての市町村)が直面する諸課題を改めて整理するとともに,コミュニティ政策の取組みに注目することにより地域自治の可能性を検討した。コミュニティ政策の内容は,地域における連携を高めるための条件整備(1970年代)から,住民と行政との協働の構築を図る方向(2000年代)へと変容したが,その背景には自治体をめぐる環境変化(地方分権改革,市町村合併,少子高齢化と人口の減少など)がある。経営資源の制約のもと,自治体は行財政改革を進める一方,地域社会における様々な主体と行政との連携・協働による地域自治(コミュニティ・レベルにおける自治)に関心を向けるようになった。そのため,2000年代のコミュニティ政策では,自治体内分権(自治体の権限を地域社会に移譲する仕組み)やコミュニティ活動の組織化(地域運営組織の形成など)が進められ,これらが地域自治の基本的な構成要素となった。

自治体経営

地域自治

コミュニティ政策

自治体内分権

地域運営組織

identifier:SO006800009153

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