「森のようちえん」における園児の「学び」 : サイエンス・プロセス・スキルの視点から

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  • Takafumi, YANAGIHARA,
    Department of Early Childhood Care and Education, Faculty of Health and Welfare Science, Nayoro City University
  • 栁原, 高文
    名寄市立大学保健福祉学部社会保育学科

書誌事項

タイトル別名
  • Children's learning in "Forest Kindergarten" : In light of Science Process Skills
  • 「 モリ ノ ヨ ウチ エン 」 ニ オケル エンジ ノ 「 マナビ 」 : サイエンス ・ プロセス ・ スキル ノ シテン カラ

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抄録

40021915885

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「森のようちえん」は,デンマークで始まり,その後ドイツやスウェーデンヘと広がり,我が国でも認可幼稚園・保育所が園外保育として森で活動する形態,森で活動することを主とした自主保育の形態,任意団体や大学などが行事として休日などに行う形態など様々な活動が広まつてきている。生態系が豊かな森は, 多くの生き物がダイナミックに「食べる・食べられる」の関係をもちながらくらしている環境で,園児に多くの気付きを与えてくれる 。その森で活動する「森のようちえん」で,園児に多く の「学び」が生まれていると考えた。そこで,園児の行動,言動を参与観察法で調査し,認知的発達の側面からみた育成の過程を,基礎的なサイエンス・プロセス・スキルとして「観察スキル」,「分類スキル」,「測定スキル」,「コミュニケーションスキル」,「予測スキル」,「推論スキル」の6つのスキルの視点で考察した。結果,園児たちは全てのサイエンス・プロ セス・スキルを習得し育成していることが分かった。

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