開析程度の異なる山地流域における降雨流出特性の違い

• 長田 知也

• 今泉 文寿

• 逢坂 興宏

• OSADA Tomoya

• IMAIZUMI Fumitoshi

• OHSAKA Okihiro

書誌事項

タイトル別名

• Rainfall runoff characteristics in mountainous watersheds with different degrees of dissection
• カイセキ テイド ノ コトナル サンチ リュウイキ ニ オケル コウウ リュウシュツ トクセイ ノ チガイ

抄録

山地流域の流出特性を把握することは，森林の洪水緩和機能および水源涵養機能の適切な評価を行う上で重要である。本研究では，山地流域を対象に開析程度の異なる流域で，流出高とEC（電気伝導度）の観測ならびにタンクモデルによる解析を行い，降雨流出特性について比較検討した。観測結果から，開析程度の低い流域では，開析程度の高い流域と比較して，基底流出高が高く，ECが高くなる傾向がみられた。また，解析結果から開析程度の低い流域では，地下水流出が多くなることが考えられた。これらの結果から，開析程度の低い流域では降雨が貯留されゆっくりと流出しやすいと考えられる。

収録刊行物

• 中部森林研究

  中部森林研究 67 97-100, 2019-05-13

  中部森林学会事務局

キーワード

• 開析程度
• 降雨流出特性
• タンクモデル

詳細情報

• CRID: 1390009224597609216
• NII論文ID: 120006860215
• NII書誌ID: AA11252339
• DOI: 10.18999/chufr.67.97
• HANDLE: 2237/00032389
• NDL書誌ID: 029812987
• ISSN: 1342971X
• Web Site: https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/30203
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I029812987
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用可