Tree species composition and size structure 20 years after clear-cutting of a natural Pinus densiflora stand

Bibliographic Information

Other Title
  • アカマツ天然更新試験地における皆伐20年後の更新状況
  • アカマツ テンネン コウシン シケンチ ニ オケル カイバツ20ネンゴ ノ コウシン ジョウキョウ

Search this article

Abstract

筋刈りの有無と斜面位置の違いが,皆伐から20年経過したアカマツ天然更新試験地の樹種組成とサイズ構造に及ぼす影響を明らかにするのが本研究の目的である。アカマツの本数密度は,上部処理区と上部対照区で共に8000本/ha,下部処理区,下部対照区ではぞれぞれ2667本,3111本/haであった。一方,アカマツの上層樹高は,上部処理区で7.9m(総平均樹高成長速度0.40m/年)と順調に高くなったものの,他の試験区では3.3~3.9m(総平均樹高成長速度0.17~0.20m/年)と低かった。樹高分布から,斜面上部では樹高階4m以上の林冠層の多くをアカマツが占めるのに対し,斜面下部では広葉樹が過半数を占めた。樹高階4m以上の林冠層を構成する高木性樹種の幹数密度は,上部処理区で6222本/ha,上部対照区で1556本/ha,下部処理区で1778本/ha,下部対照区で2444本/haであった。4試験区を合計した林齢20年生における樹種別幹数と林齢7年生における試験地の樹種別常在度との間には,強い正の相関が認められた。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top