Changes in hunting behavior and the natural environment : A case study of Morioka City

Bibliographic Information

Other Title
  • 狩猟者の狩猟行動と自然環境の変遷 : 盛岡市を事例として
  • シュリョウシャ ノ シュリョウ コウドウ ト シゼン カンキョウ ノ ヘンセン : モリオカシ オ ジレイ ト シテ

Search this article

Abstract

盛岡市周辺地域では,高度経済成長期やバブル期の開発などをへたこの50年間に開発や植林にともない原野などが減少し,かつては一般的だった狩猟対象が減少し,あるいは一度は人間の圧力により地域的に絶滅していた生物の生息回復により遠隔地まで遠征して行っていた狩猟を近隣で行うようになるなど,自然の変化に合わせて狩猟者たちは柔軟にその狩猟行動を変化させてきており,自然と向き合う文化としての狩猟は,自然の変化に適応し変化していくことが明らかとなった。さらに自然環境の問題だけでなく,ある種の動物が社会的に危険性が高いとみなされる,あるいは狩猟対象としての価値が高いとみなされることにより,その動物を「狩る」ための社会的な枠組みが柔軟に造りあげられてきた点から,狩猟が対自然の営みであると同時に対社会の営みであることも明らかとなった。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top