自閉スペクトラム症児のための社会的スキル尺度親評定版の信頼性と妥当性の再検討

書誌事項

タイトル別名
  • Re-Examining Reliability and Validity of the Autism Social Skills Assessment for Parents
  • ジヘイスペクトラムショウジ ノ タメ ノ シャカイテキ スキル シャクド シン ヒョウテイバン ノ シンライセイ ト ダトウセイ ノ サイケントウ

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抄録

本研究は,中西・石川(2018)が作成した自閉スペクトラム症児のための社会的スキル尺度親評定版(Autism Social Skills Assessment for Parents: ASAP)の信頼性と妥当性の再評価を目的とした。小学4年生から中学3年生の子どもの保護者を対象に調査を行った。はじめに,306名のデータをもとに,ASAPの構成概念妥当性の検討を行った。ASD群(34名)と一般群(272名)のASAP得点の比較,ASD特性を測定する尺度との関連から,十分な構成概念妥当性が確認された。次に,一定期間を置いて,2回目の調査を行い,148名(ASD群:28名,一般群:120名)のデータをもとに,ASAPの十分な再検査信頼性が確認された。また,同時に測定誤差が算出された。これにより,今後の社会的スキル介入における効果の解釈に関する基準が提供された。

収録刊行物

  • LD研究

    LD研究 29 (1), 85-93, 2020

    一般社団法人 日本LD学会

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