国語教材を活用した美術科の活動における言語と身体との関わりについて

書誌事項

タイトル別名
  • The Relationship between Language and Physical Experience in Art Education Activities with Japanese Language Teaching Materials
  • 国語教材を活用した美術科の活動における言語と身体との関わりについて : 『ゼブラ』を題材とした追創作的鑑賞の実践を通して
  • コクゴ キョウザイ オ カツヨウ シタ ビジュツカ ノ カツドウ ニ オケル ゲンゴ ト シンタイ ト ノ カカワリ ニ ツイテ : 『 ゼブラ 』 オ ダイザイ ト シタ ツイソウサクテキ カンショウ ノ ジッセン オ トオシテ
  • —Appreciation of Reliving the Creation Based on the “Zebra”—
  • ―『ゼブラ』を題材とした追創作的鑑賞の実践を通して―

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抄録

<p>本研究は,国語教材『ゼブラ』を浜田の「身体の持つ心的構図」を軸に読みとり,物語の重要な文である「輪郭を包む空間を見ること」に着目し,追創作的な鑑賞活動を行った。その活動を言語と身体的経験の関わりから考察した。結果,①身体の同型的相補的対話,②教師や他者が生徒の造形活動の過程を共有することで作品が意味づけ直される対話,③重要な文を造形行為を通して「まわりが自分を作る」という作品や環境の新たな見方を獲得した対話が確認できた。一連の身体の心的構図を作品として外化する行為をとおして,環境との関わりが重層化する過程を他者(教師)と共有し,意味づけ返すことによって,深い対話が成立することが確認された。この研究により,国語教材を活用した美術科の活動における根源的な対話の可能性が示された。</p>

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