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- マンセイ ヘイソクセイ ハイ シッカン カンジャ ノ シンタイ カツドウセイ
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Abstract
慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:COPD)患者の身体活動性は,死亡の最大の危険因子であり,その向上・維持は重要な管理目標である。近年加速度計による客観的な評価法が用いられるようになり,COPD患者の身体活動時間は健常者に比べ有意に短縮していることが確認されている。身体活動性は,呼吸機能,呼吸困難感,運動耐容能と相関し,脊柱起立筋断面積,老化抑制作用のマイオカイン,筋収縮を反映するマイオカインなどとも相関する。マウスモデルで,運動自体が抗酸化作用を介して気腫化を抑制する結果も報告されている。気管支拡張薬は身体活動時間を延長させ,気管支拡張薬 2 種配合剤ではさらに延長させる可能性がある。現時点では,薬剤,呼吸リハビリテーション,モチベーション向上などを組み合わせた複合的介入が重要と考えられる。今後,さらに有効な介入法の開発が期待される。
Journal
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- JAPANESE JOURNAL OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE
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JAPANESE JOURNAL OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE 16 (3), 179-183, 2020-05-31
JAPAN SOCIETY OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390298775943133056
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- NII Article ID
- 40022269811
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- NII Book ID
- AA12856321
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- ISSN
- 27587878
- 21858136
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- NDL BIB ID
- 030484352
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed