高齢者の体力・活動量・睡眠が健康関連 QOL に及ぼす影響

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タイトル別名
  • The impact of physical function, physical activity, and sleep on health-related quality of life in older adults
  • コウレイシャ ノ タイリョク ・ カツドウリョウ ・ スイミン ガ ケンコウ カンレン QOL ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

高齢者を対象に実測調査を行い、体力、活動量、睡眠が健康関連 QOL に及ぼす影響について、日常生活行 動との関連を踏まえたうえで検討した。日常生活行動における外出割合は歩数やエクササイズ、家事などの動き を伴う活動割合は強度によらない総活動量と関連がみられた。歩数やエクササイズが多いほど歩行速度や下肢筋 力などの体力が高かった。健康関連 QOL に影響する因子を検討したところ、健康関連 QOL の身体的側面には体力 と運動量、精神的側面には主観的睡眠評価と身体活動量が関連していることが明らかとなった。これらより、高 齢者における健康関連 QOL の維持・向上には、体力、活動量、睡眠の各方面からのアプローチが有効であること が示された。さらに体力や活動量の維持・向上には外出のみならず、低強度の身体活動を伴う家事などの日常的 な動作も重要な役割を担っていることが示唆された。

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