Method for inoculation trial of Cercospora kikuchii hyphae grown in submerged culture

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  • ダイズ紫斑病菌の液体培養菌糸を利用した接種試験方法
  • ダイズ シハン ビョウキン ノ エキタイ バイヨウ キンシ オ リヨウ シタ セッシュ シケン ホウホウ

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ダイズ紫斑病菌の長期保存菌株を用いた液体培養菌糸を接種源とし,調製後の菌糸懸濁液をポットに養成したダイズの若莢に塗布接種することによって紫斑粒を形成させる接種試験方法を検討した。液体培養菌糸は,液体培地移植用の供試菌株のシャーレ培地における前培養期間を含めて2週間程度の短い期間で得られ,開花期確認後に準備が可能であった。塗布接種は開花期19日後の2019年8月22日に株内全ての若莢に行い,接種後に透明ポリエチレン袋被覆による簡易な湿室保持を8月22~26日の4日間行った。8月26日の袋除去後は,莢黄変期にあたる10月3日の収穫時まで屋外自然降雨条件下で管理した。収穫は全株の全稔実莢を対象に行い,網袋に入れて温室内で自然乾燥後,1莢ずつ手で脱粒して発病粒率を調査した。その結果,発病粒率5%程度の少発生ではあったが,液体培養菌糸は長期保存菌株であっても接種源として利用でき,接種源の準備から接種後の管理方法まで,比較的簡易な試験方法で紫斑粒を形成させることができた。

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