脳梗塞に対する細胞療法の最前線

  • 畠山 公大
    新潟大学脳研究所臨床神経科学部門脳神経内科学分野
  • 二宮 格
    新潟大学脳研究所臨床神経科学部門脳神経内科学分野
  • 小野寺 理
    新潟大学脳研究所臨床神経科学部門脳神経内科学分野
  • 下畑 享良
    岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野
  • 金澤 雅人
    新潟大学脳研究所臨床神経科学部門脳神経内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • The Cutting-edge of Cell Therapies for Ischemic Stroke
  • ノウコウソク ニ タイスル サイボウ リョウホウ ノ サイゼンセン

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抄録

<p>脳梗塞は重度の後遺症を呈する疾患であり,脳梗塞後の機能回復療法の開発が望まれている.これまで,脳梗塞に対して,神経系幹細胞,骨髄由来間葉系幹細胞,骨髄由来単核球ならびにmultilineage-differentiating stress enduring cell(Muse細胞)等を用いた細胞療法の有効性が報告されており,一部の細胞療法については,本邦においても臨床試験が行われている.本稿では,これまでに報告されてきた細胞療法の特徴を概説する.さらに,従来の細胞療法におけるいくつかの問題点と,それを克服するために我々が現在開発に取り組んでいる,末梢血単核球を用いた新規細胞療法につき解説し,細胞療法の今後の展望について述べる.</p>

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