Identifying factors and measures for the prevention of institutional abuse : Analysis of previous studies on elderly abuse

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  • 施設内虐待の発生要因と防止策の課題―高齢者虐待に関する先行研究等の整理から―
  • シセツ ナイ ギャクタイ ノ ハッセイ ヨウイン ト ボウシサク ノ カダイ : コウレイシャ ギャクタイ ニ カンスル センコウ ケンキュウ トウ ノ セイリ カラ

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Abstract

2018年度厚労省調査結果によると、施設内虐待は、相談・通報件数及び虐待判断件数共に調査開始以降最多を記録している。この実態を踏まえ、施設内虐待を防止していくためには、各施設が組織として虐待の発生要因を認識し、その要因にあった防止策に取り組むことが有効と考える。そこで本稿では、先行研究等から、施設内虐待の発生要因とその防止策について整理し、発生要因に応じた虐待防止策の課題について示すことを目的とした。  施設内虐待の発生要因としては、先行研究を整理した結果、「組織マネジメントの要因」、「職員の個人的要因」、「利用者の要因」と、その3要因から派生する「職員の業務に伴うストレスの増加の要因」が挙げられた。また、虐待防止策としては、具体的な調査結果を用いて、「組織マネジメントの改善」と「研修」を防止策の両輪とした研究に整理できた。さらに、発生要因である4要因に応じた虐待防止策の課題が明らかになった。

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