福岡県における漁業就業構造の変化
書誌事項
- タイトル別名
-
- フクオカケン ニ オケル ギョギョウ シュウギョウ コウゾウ ノ ヘンカ
この論文をさがす
抄録
福岡県における漁業就業構造の現状と変化を把握するために,漁業センサスと過去に実施された漁業就業構造に関するアンケート調査のデータを用い解析を行った。福岡県における就業者数は,1988年から2018年の30年間で男性は8,757人から3,633人に,女性は3,087人から743人に減少していた。漁業種類別にみると,筑前海区,有明海区,豊前海区のいずれの海区においても,全漁業種類で1992年から2018年にかけて高齢化が進行していた。また,2018年の30歳未満の就業者の割合が,筑前海区では2そうごち網,中型まき網,有明海区ではのり養殖,豊前海区ではかき養殖で他の漁業種類と比べると高く,比較的後継者を確保できていると考えられた。
収録刊行物
-
- 福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
-
福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center (31), 85-89, 2021-03
福岡 : 福岡県水産海洋技術センター