三浦半島地域における秋冬どりブロッコリーの適用品種選定と栽植距離および施肥量が収穫時期や花蕾品質に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Suitable varieties of autumn-winter broccoli (Brassica oleracea L. var. italica), effect of planting distance and fertilizer application on harvest time and flower bud quality in Miura peninsula area
  • ミウラ ハントウ チイキ ニ オケル アキ フユドリ ブロッコリー ノ テキヨウ ヒンシュ センテイ ト サイショクキョリ オヨビ セヒリョウ ガ シュウカク ジキ ヤ カツボミヒンシツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

三浦半島地域における秋冬どりブロッコリー栽培の適用品種を選定するとともに,栽植距離および施肥量が収穫時期や花蕾品質に及ぼす影響について調査した。ブロッコリーは花蕾品質が良好で,生理障害の発生が少ない特性を持つ品種を選択することが重要である。秋冬どり栽培の品種として,年内どりでは中生種の‘アーサー’,1~2月どりでは晩生種の‘クリア’が適した。花蕾重や花蕾品質は栽植距離の影響を強く受け,施肥量の影響は小さかった。栽植距離は畝間60cm,株間40cmより狭くすると収穫時期は遅くなり,花蕾重や花蕾高,茎径は小さくなった。株間を40cmとして畝間60cm,50cm,40cmで比較すると,畝間40cmでは,花蕾形状や生理障害発生株率の増加など花蕾品質の劣化が示唆されたため,最適畝間は50cmであった。また,畝間を50cmとして株間を40cmと30cmで比較したところ,株間30cmとしても可販収量は高く,花蕾品質に問題はなかった。

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