健診施設における予約業務の改善「応答率90%以上を目指して」

書誌事項

タイトル別名
  • Initiatives to Improve Reservation Service at Medical Check-up:
  • 健診施設における予約業務の改善「応答率90%以上を目指して」 : コールセンター開設からIVR導入の試み
  • ケンシン シセツ ニ オケル ヨヤク ギョウム ノ カイゼン 「 オウトウリツ 90%イジョウ オ メザシテ 」 : コールセンター カイセツ カラ IVR ドウニュウ ノ ココロミ
  • How We Increased Response Rate to over 90% by Starting a Call Center and Using an Interactive Voice Reaction System
  • ―コールセンター開設からIVR導入の試み―

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抄録

<p>目的:受診者の増加により「電話がつながりにくい」という意見が増加したため,施設内にコールセンターを開設し,応答率90%以上を目標とし,顧客満足度向上に取り組んだので報告する.</p><p>方法:2012年から2018年に健診予約業務について以下の改善を行い,応答率を調査した.電話応対に関するアンケートを2011年と2020年に実施し,顧客満足度の評価を行った.2012年1月:オペレーター支援・運用システムにより入電情報を分析し,コールの多い時間帯に重点的にオペレーターを配置.2012年4月:コールセンターを開設,ガイドラインやトークスクリプトを作成し,電話応対の標準化を図り,応対品質向上のために外部講師による指導を開始.2014年1月:電話,郵送に加えてFAX予約を開始し,PCで申込書を管理.2017年8月:自動音声応答(Interactive Voice Response: IVR)導入.</p><p>結果:コールセンター開設前の応答率は46.5%であったが,開設後の応答率は64.6%に改善した.PCFAX予約導入後,応答率は72.0%になり,IVR導入後に応答率は98.5%となった.2020年アンケートで「電話がつながらない」という意見は減少した.</p><p>結論:コールセンター開設,IVR導入により応答率は改善し,顧客満足度は向上した.</p>

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