高校における熟議を通じた校則の民主的意思決定の可能性 : 特別活動および生徒指導の観点から

書誌事項

タイトル別名
  • The Possibility of Democratic Decision-Making on School Rules through Deliberation in High School : From the Viewpoint of “Extracurricular Activities” and “Guidance and Counseling”
  • コウコウ ニ オケル ジュクギ オ ツウジタ コウソク ノ ミンシュテキ イシケッテイ ノ カノウセイ : トクベツ カツドウ オヨビ セイト シドウ ノ カンテン カラ

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抄録

本稿は、日本において子どもが学校のルールとしての校則の決定に関わりにくい現状に着目し、話し合いを通じた合意形成や意思決定を重視する熟議民主主義の観点から、校則をめぐる意思決定のあり方について検討するものである。近年は、子どもにとって合理的であるとは感じられない校則をブラック校則とみなし、改善を求める動きが見られる。また、子どもを学校内の意思決定に参加させることの重要性は、新たな学習指導要領においても指摘されており、今後は特別活動や生徒指導の観点からも、子どもと民主的意思決定の関係をあらためて検討することが求められる。熟議の視点は、そうした関係の再検討にもつながる。

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