佐渡の百川治兵衛はキリシタンであった

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タイトル別名
  • サド ノ ヒャクセンチベエ ワ キリシタン デ アッタ

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抄録

type:Article

元和八年(1622年)百川治兵衛は稿本『諸勘分物第二巻』を書き残しました。この算書は同じ年に出版された毛利重能『割算書』と並んで年紀の分かる日本最古の和算書です。百川治兵衛は元和から寛永時代に佐渡島で活動したことは知られています。寛永十五年(1638年)百川治兵衛はキリシタンの嫌疑によって入牢したが、弟子の証人で出牢したという記録が佐渡奉行所の記録である『佐渡年代記』『佐渡国略記』にあります。本稿では百川治兵衛がキリシタンであったことを鉱山史やキリシタン史の史料から明らかにします。

収録刊行物

  • 数学教育研究

    数学教育研究 50 107-126, 2021-10-31

    大阪教育大学数学教育部門

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