新日本文学会から現代詩の会へ : 「現代詩」・一九五八年

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  • シン ニホン ブンガクカイ カラ ゲンダイシ ノ カイ エ : 「 ゲンダイシ 」 ・ イチキュウゴハチネン

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昭和三〇年代をほぼ覆うかたちで出版された「現代詩」は、日本現代詩の展開を考える上で非常に重要な詩雑誌である。新日本文学会の機関誌だったころには発行所が転々としていた同誌は、一九五八年より飯塚書店発行となった。それと相前後して編集母体が現代詩の会へと移行し、鮎川信夫が運営委員長に、関根弘が「現代詩」編集長に就任する。この年、雑誌「文學界」の特集が引き金となり、現代詩全体に「面白くない」という意見が小説を中心とする文芸誌より寄せられた。そのなかで「現代詩」が目指したものとは何だったか。そのことについて、現代詩の会の動向と関連づけながら考察し、当時の詩が直面していた問題を浮かび上がらせた。

identifier:KG002900011038

Journal

  • 京都語文

    京都語文 29 133-150, 2021-11-27

    佛教大学国語国文学会

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