正常ラット副腎およびヒト副腎におけるカテコールアミンα受容体の研究
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著者
書誌事項
- タイトル
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正常ラット副腎およびヒト副腎におけるカテコールアミンα受容体の研究
- 著者名
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古田, 秀勝
- 著者別名
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フルタ, ヒデカツ
- 学位授与大学
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富山医科薬科大学
- 取得学位
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医学博士
- 学位授与番号
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乙第106号
- 学位授与年月日
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1989-10-25
注記・抄録
博士論文
副腎髄質から分泌されるカテコールアミンは,標的臓器の血管平滑筋のカテコールアミン受容体と結合し主としてvasoactiveな効果を発現する。 カテコールアミン受容体は,様々な組織に幅広く存在すると考えられている。 副腎皮質においてはα受容体刺激によりアルドステロン分泌が増強することからα受容体が存在する可能性が推測されている。 交感神経節後線維末端では,カテコールアミン分泌に対するnegative feedback機構にシナプス前アドレナリン作動性α_2受容体が関与するといわれている。 交感神経線維と副腎髄質のクローム親和性細胞は,その発生原基が同一であることから,副腎髄質からのカテコールアミシ分泌をmodulateするα受容体が副腎においても存在することが推測される。 そこで,われわれは,^3H-prazosin,^3H-yohimbineを用いたradioligand receptor assayという直接的な方法によりラットならびにヒト副腎においてα_1,α_2受容体が存在するか否かを検討した。
Article
富山医科薬科大学・医学博士・乙第106号・古田秀勝・1989/10/25
目次
- 目次 / (0003.jp2)
- 緒言 / p1 (0005.jp2)
- 実験 / p3 (0007.jp2)
- (1)材料および方法 / p3 (0007.jp2)
- 1.ラット副腎の摘出 / p3 (0007.jp2)
- 2.ヒト副腎の摘出 / p3 (0007.jp2)
- 3.副腎受容体標本の作製 / p4 (0008.jp2)
- 4.radioligand binding assayの方法 / p5 (0009.jp2)
- 結果 / p8 (0012.jp2)
- 1.ラット副腎膜分画のtime course / p8 (0012.jp2)
- 2.ラット副腎膜分画のsaturation binding curve / p9 (0013.jp2)
- 3.ラット副腎膜分画へのradio-ligand binding curve / p9 (0013.jp2)
- a.³H-prazosin結合に対するnor-epinephrineを使用した置換曲線 / p10 (0014.jp2)
- b.³H-yohimbine結合に対するclonidineを使用した置換曲線 / p10 (0014.jp2)
- 4.ヒト副腎ならびにヒト褐色細胞腫膜分画のsaturation binding assay / p11 (0015.jp2)
- a.ヒト副腎皮質膜分画に対して / p11 (0015.jp2)
- b.ヒト副腎髄質膜分画に対して / p11 (0015.jp2)
- c.ヒト褐色細胞腫膜分画に対して / p12 (0016.jp2)
- 考察 / p14 (0018.jp2)
- 結語 / p18 (0022.jp2)
- 文献 / p19 (0023.jp2)
- 表1 / p22 (0026.jp2)
- 図1 / p23 (0027.jp2)
- 図2 / p24 (0028.jp2)
- 図3 / p25 (0029.jp2)
- 図4 / p26 (0030.jp2)
- 図5 / p27 (0031.jp2)
- 図6 / p28 (0032.jp2)
- 図7 / p29 (0033.jp2)