タイ農村社会論
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著者
書誌事項
- タイトル
-
タイ農村社会論
- 著者名
-
北原, 淳, 1941-2013
- 著者別名
-
キタハラ, アツシ
- 学位授与大学
-
東京大学
- 取得学位
-
経済学博士
- 学位授与番号
-
乙第10149号
- 学位授与年月日
-
1991-03-20
注記・抄録
博士論文
目次
- はしがき (7コマ目)
- 目次 (9コマ目)
- 序章 小農民社会の百年とその考察視角/p1 (11コマ目)
- 第1節 小農民社会の形成から変質まで:その百年史/p1 (11コマ目)
- 第2節 小農民社会の把握の方法/p8 (15コマ目)
- 第3節 タイ現代社会経済史学とタイ農村社会/p11 (16コマ目)
- 第I部 農村政策史の考察:チャクリー改革と小農民層の形成/p25 (23コマ目)
- 第1章 過渡期の小農民社会:農村の社会関係と集団性の諸類型/p27 (24コマ目)
- はじめに/p27 (24コマ目)
- 第1節 旧社会貴族官僚による農民支配の2つのモデル/p27 (24コマ目)
- 第2節 中部タイの徭役管理制度と自然村/p30 (26コマ目)
- 第3節 定住と集団性の諸類型/p36 (29コマ目)
- 第4節 土地所有と集団性の諸類型/p43 (32コマ目)
- むすびにかえて/p47 (34コマ目)
- 第2章 土地政策の変遷と小農民層創出の方向/p51 (36コマ目)
- はじめに/p51 (36コマ目)
- 第1節 土地所有権の形成とその性格/p53 (37コマ目)
- 第2節 土地所有権形成の要因と土地政策の路線/p60 (41コマ目)
- 第3節 1905~1912年の長期凶作と土地政策における2つの路線/p80 (51コマ目)
- むすびにかえて/p87 (54コマ目)
- 第3章 大土地所有制の否定と小農民的土地所有の定着:トゥン・ドンラコーンの土地係争を中心に/p94 (58コマ目)
- はじめに/p94 (58コマ目)
- 第1節 トゥン・ドンラコーンの土地係争/p99 (60コマ目)
- 第2節 農業経営と在地権力のありかた/p111 (66コマ目)
- むすびにかえて/p119 (70コマ目)
- 第II部 農村社会史の考察:小農民の社会形成/p123 (72コマ目)
- 第4章「屋敷地共住集団」と集落の形成/p125 (73コマ目)
- はじめに/p125 (73コマ目)
- 第1節「屋敷地共住集団」と「家族圏」概念/p125 (73コマ目)
- 第2節「屋敷地共住集団」についての仮説/p130 (76コマ目)
- 第3節「屋敷地共住集団」と小集落の形成と崩壊についての事例/p135 (78コマ目)
- 第4節「屋敷地共住集団」と集落の形態の関係について/p158 (90コマ目)
- 第5章 親族関係の形成/p166 (94コマ目)
- はじめに―「ルーズな構造」の再検討をめぐって/p166 (94コマ目)
- 第1節「双系制」概念の再検討/p169 (95コマ目)
- 第2節 文献にみる出自と姓/p172 (97コマ目)
- 第3節「トゥラクーン」とは何か/p176 (99コマ目)
- 第4節 親族意識とトゥラクーン意識/p181 (101コマ目)
- 第5節 トゥラクーンの形成要因とその機能/p184 (103コマ目)
- 第6節 トゥラクーンの地域分布/p195 (108コマ目)
- むすびにかえて/p199 (110コマ目)
- 第III部 小農経営の考察:開発と小農経営の再編過程/p203 (112コマ目)
- 第6章 1970年初頭の中部タイ一米作農村の農民層分解/p205 (113コマ目)
- はじめに/p205 (113コマ目)
- 第1節 ナコン・ナーヨックの稲作の特徴/p210 (116コマ目)
- 第2節 バーン・プラーオ村の成立の史的背景/p212 (117コマ目)
- 第3節 土地と労働力の配分に関する若干の考察/p219 (120コマ目)
- 第4節 役畜、用具に関する補論/p238 (130コマ目)
- 第5節 経営に関する若干の考察/p240 (131コマ目)
- むすび/p249 (135コマ目)
- 第7章 国営入植地農家の経済的階層格差/p255 (138コマ目)
- はじめに/p255 (138コマ目)
- 第1節「東北問題」の所在/p257 (139コマ目)
- 第2節 入植政策について/p263 (142コマ目)
- 第3節 ピマーイ入植地養蚕計画対象農家の米作とキャサバの経営の特徴/p266 (144コマ目)
- 第4節 養蚕経営農家の所得規模格差について/p278 (150コマ目)
- むすび/p284 (153コマ目)
- 第8章 開発政策と小農経営:養蚕開発事業の場合/p288 (155コマ目)
- はじめに/p288 (155コマ目)
- 第1節 養蚕業における経営様式/p289 (155コマ目)
- 第2節 政府主導型養蚕経営団地/p294 (158コマ目)
- 第3節 民間養蚕プランテーション/p305 (163コマ目)
- むすび/p311 (166コマ目)
- 第IV部 社会変動、就業構造の考察:小農民の賃労働者化/p313 (167コマ目)
- 第9章 地域労働市場の発展と小農民の変質の諸類型/p315 (168コマ目)
- はじめに/p315 (168コマ目)
- 第1節「小農民」理論の問題点と小農民の分解の現代的特質/p316 (169コマ目)
- 第2節 タイ農村の就業構造の地域差/p322 (172コマ目)
- 第3節 中部の村落:ワット・ラムット第2区と第4区の場合/p326 (174コマ目)
- 第4節 北部の村落:パーパイ第4区とサンクラーン第3区の場合/p336 (179コマ目)
- 第5節 東北部の村落:フアチャーン第8区の場合/p343 (182コマ目)
- むすび/p347 (184コマ目)
- 第10章 1970年代における中部タイ一農村の変化/p350 (186コマ目)
- はじめに/p350 (186コマ目)
- 第1節 調査村の概況/p360 (191コマ目)
- 第2節 家族形態と就業構造/p370 (196コマ目)
- 第3節 農業経営の変化/p385 (203コマ目)
- むすび/p402 (212コマ目)
- 第11章 チェンマイ盆地における地域労働市場と兼業化/p407 (214コマ目)
- はじめに/p407 (214コマ目)
- 第1節 調査村の概況/p408 (215コマ目)
- 第2節 農外労働の階層別特徴/p414 (218コマ目)
- 第3節 農業経営の階層別特徴/p423 (222コマ目)
- むすび/p430 (226コマ目)
- 第12章 東北タイ農民の地方都市への出稼ぎ労働/p433 (227コマ目)
- はじめに/p433 (227コマ目)
- 第1節 調査対象について/p434 (228コマ目)
- 第2節 移住のメカニズム/p435 (228コマ目)
- 第3節 パトロンとしての雇用者/p438 (230コマ目)
- 第4節 出稼ぎ労働者の作業班組織/p440 (231コマ目)
- 第5節 出稼ぎ労働市場の閉鎖的構造/p443 (232コマ目)
- むすびにかえて/p456 (239コマ目)
- 終章 本書の要約・補足および問題点/p459 (240コマ目)
- 第1節 前半部の要旨、補足、問題/p459 (240コマ目)
- 第2節 後半部の要旨、補足、問題/p462 (242コマ目)
- 第3節 今後の主要課題/p465 (243コマ目)
- 参照文献目録/p467 (244コマ目)
- 索引/p486 (254コマ目)