豊かさとは何か
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著者
書誌事項
- タイトル
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豊かさとは何か
- 著者名
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暉峻, 淑子, 1928-
- 著者別名
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テルオカ, イツコ
- 学位授与大学
-
法政大学
- 取得学位
-
経済学博士
- 学位授与番号
-
乙第55号
- 学位授与年月日
-
1991-10-01
注記・抄録
博士論文
目次
- 一 金持ちの国・日本/p1 (6コマ目)
- カネとモノがあふれる国/p2 (7コマ目)
- 第三世界の姿は四十年前の日本/p3 (7コマ目)
- 豊かさに夢中になった日本人/p5 (8コマ目)
- 表面だけの豊かさ――余裕と思いやりの喪失/p7 (9コマ目)
- 時間を奪いとられた生活/p10 (11コマ目)
- 豊かさへの道を踏みまちがえた日本/p14 (13コマ目)
- 二 西ドイツから日本を見る/p17 (14コマ目)
- 資本主義国の中でも特殊な日本/p18 (15コマ目)
- もはやいいわけは通用しない/p20 (16コマ目)
- 空港から落ちついた美しい町へ/p22 (17コマ目)
- 森や木や動物と共にゆったりと生きる人びと/p24 (18コマ目)
- 問題意識が豊かな学生たち/p28 (20コマ目)
- 生活基盤の充実が豊かさを保障/p31 (21コマ目)
- 個性的で、のびのびとした教育/p32 (22コマ目)
- 自己責任の前に社会的責任/p36 (24コマ目)
- 生徒も教師も自由/p37 (24コマ目)
- 見守るが強制はしない――「非行」少年少女の教育/p40 (26コマ目)
- 一人ひとりを家庭的に教える――特別クラス/p42 (27コマ目)
- 個室制で活気ある老人ホーム/p43 (27コマ目)
- ゆきとどいた在宅看護とホーム・ヘルプ/p46 (29コマ目)
- 安くて高水準で個性的な住宅/p51 (31コマ目)
- 土地の私権にはきびしい制限/p54 (33コマ目)
- 四万以上の自助グループが活躍/p57 (34コマ目)
- 心配のない、老人たちの生活/p59 (35コマ目)
- 安い交通費――社会的共通資本の威力/p61 (36コマ目)
- 金持ちで貧乏な国――西ドイツから見た日本/p62 (37コマ目)
- 他国を知ることは自国を知ること/p64 (38コマ目)
- 三 豊かなのか貧しいのか/p67 (39コマ目)
- 日本の「豊かさ」への疑問/p68 (40コマ目)
- 「豊かさ」って何だろう――女たちの生活実感/p69 (40コマ目)
- 高校生たちの疑問と不安/p73 (42コマ目)
- 動物や植物とともに命を大切にして生きる――地球的豊かさ/p77 (44コマ目)
- 地球的豊かさ感と物量的豊かさ感への分裂/p81 (46コマ目)
- 豊かさへの疑問と、ガルブレイスの『ゆたかな社会』/p84 (48コマ目)
- 市場経済信仰から所得の再分配へ/p85 (48コマ目)
- かきたてられる欲望から自主的に決定される欲望へ/p88 (50コマ目)
- 豊かな社会とは?――ガルブレイスの結論/p91 (51コマ目)
- 個人生活の側から豊かさを測る――生活水準論/p93 (52コマ目)
- 貧困調査から始まった生計調査/p95 (53コマ目)
- 日本の生計調査の曙/p98 (55コマ目)
- 多角的な視点をもつ現代の生活水準論/p99 (55コマ目)
- 四 ゆとりをいけにえにした豊かさ/p105 (58コマ目)
- ゆとりを生み出すもの――社会保障と自由時間/p106 (59コマ目)
- 労働時間も通勤時間も長い日本/p109 (60コマ目)
- 全国建設連労協の「健康と生活に関する調査」/p116 (64コマ目)
- 残業・休日出勤・徹夜勤務/p117 (64コマ目)
- 有給休暇・忙しさ・イライラ・やりがい/p119 (65コマ目)
- 残業の影響がとくに大きい睡眠と食事/p123 (67コマ目)
- 帰宅時刻と就寝時刻/p126 (69コマ目)
- 人間らしい生活をするには残業は月十時間が限度/p129 (70コマ目)
- 精神的一体感の喪失――危機感を抱く妻たち/p131 (71コマ目)
- 回復困難な披露、常用される薬/p132 (72コマ目)
- 拒否しにくい残業/p134 (73コマ目)
- 本人と家族は残業をどう考えているのか/p137 (74コマ目)
- すべての産業に共通する労働実態/p139 (75コマ目)
- 人間の本性に反する夜勤・深夜労働/p140 (76コマ目)
- 拡がるストレス性疾患と過労死/p142 (77コマ目)
- 何よりも合理化と効率化を優先する国/p147 (79コマ目)
- 「八時間労働」の真の意味/p150 (81コマ目)
- 時間短縮を伴わない男女雇用平等は差別を生む/p152 (82コマ目)
- ストレスにさらされる母性/p154 (83コマ目)
- 機械化によって貧しくなった労働/p157 (84コマ目)
- 時間短縮が「労働のあり方」を変えていく第一歩/p160 (86コマ目)
- 五 貧しい労働の果実/p163 (87コマ目)
- 労働者の暮らしはどうなっているのか――総務庁の家計調査から/p164 (88コマ目)
- ひろがる新しい貧富の格差/p167 (89コマ目)
- 日本人の貯蓄好き――それも土地暴騰の一因/p172 (92コマ目)
- 住宅は生活の容れもの/p174 (93コマ目)
- 「個人の自己責任」――ないに等しい日本の住宅政策/p177 (94コマ目)
- 「住宅は人格の一部」――住宅に手厚い助成のある国の考え方/p182 (97コマ目)
- 持てる者と持たざる者との格差/p185 (98コマ目)
- 全国に波及する地価の騰貴/p187 (99コマ目)
- 可処分所得を上回る住宅ローンの返済額――東京のクレージーな現象/p190 (101コマ目)
- 都市住宅を自分たちの手で――コープ住宅の運動/p193 (102コマ目)
- カネの豊かさが住の豊かさを亡ぼした/p194 (103コマ目)
- 個人の自由を支えるもの――共同体的な土台/p195 (103コマ目)
- 経済の活力か人間の活力か/p199 (105コマ目)
- 弱者をも抱えこむ「共存の原則」/p202 (107コマ目)
- 社会保障を削減してきた日本の保守政治/p204 (108コマ目)
- 大幅に切り下げられた年金と老人医療費/p207 (109コマ目)
- 介護に疲れる家族、介護の手を抜く老人ホーム/p212 (112コマ目)
- 貧しい人を見殺しにする国民健康保険/p217 (114コマ目)
- ますますきびしくなる生活保護の受給制限/p218 (115コマ目)
- 同情心や社会的公正感を葬り去ることはできない/p224 (118コマ目)
- 六 豊かさとは何か/p227 (119コマ目)
- 共通の生活基盤を充実させる/p229 (120コマ目)
- 二つの自然を統一して生きる/p234 (123コマ目)
- 労働時間を短縮し、労働のあり方を変える/p238 (125コマ目)
- 本当の豊かさへの転換に向けて/p240 (126コマ目)
- あとがき/p245 (128コマ目)